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事業計画発表会への「想い」

※ リペアのイベント ※

こんにちは
広報部の宮川です。

11月11日(木)に
「2022年度事業計画発表会」を開催いたします。

今年も昨年同様、新型コロナウイルスの影響を考慮し、
外部からお客様をお呼びせずに
リペアサービスのスタッフのみでの開催となります。

 

今年で9回目となる「事業計画発表会」
リペアの規模(従業員30人程度)で
毎年事業計画発表会を行うところは
大変珍しいです。
何故取り組み始めたのか、そして現在も行っているのか、
今回は代表である富田に語ってもらいました。

 

富田: 事業計画発表会を行うようになったきっかけは、
理念を創ったことによります。

2013年に経営的に行き詰ってしまい、
会社を閉鎖することを決心しました。

その時に以後の生活の為の協力を得ようという、

下種な考えで何人かの方に相談という形で
お話をしました。

そこで「こんなことくらいで心が折れるなんて。
では君は一体どのような理念で
何の為に会社をやっているんだ?」と言われました。

あとの生活の協力をもらうことを考えると、
先ずは言う通りにしなければ
ならないと思い
理念を作成しました。

ただ良かったのは、
「言う通りにこんなに立派な理念は作りました。

でも駄目だったんで力を貸してくれ」と言えるようにと、
真剣に理念創りに取り組んだことだと思います。
でも実際理念が出来て、社員にその理念を話したところ、
何となく社内の空気が変わったように感じました。

それで、その年の10月14日に初めて、
リペアサービス(当時はOKサービス)と
アルス社員合同で
理念の発表とビジョン発表を行いました。

この時点ではまだその年の冬(繁忙期)を
乗り越えられるとは思っていませんでした。

ただ理念を共有したりビジョンを明確にしたりすることは、
会社経営にとって
大切なことだという学びをしていたので、
どの道今までの経営で駄目なんだから
成功している人の言う通りに
やってみようと考えただけです。
経営的には何も変わっていなかったので、
半ば以上ヤケクソ、開き直りの心境でした。

でも実際発表会後の社内の空気は
明らかに変わりました。

しかも何とかその年の冬を
乗り越えることが出来たのです。

冷静な理屈を考えれば、
そのタイミングとリペアの会員数が
損益分岐点を超えたことが要因と思います。
けれども何故か私には
「理念で社内も数字も変わった」としか
思えなかったのです。

それで翌年以降も、
事業計画発表会を続けることにしました。

ですからお金はかかりましたが、
出来る範囲で精一杯の規模でした。

2013年と2014年は社員だけ。
2015年からは、
いくらかでも色々な学びをさせて頂いている
(株)どうきゅう中西社長の真似をしようと、
私の本当に親しい方と
取引先数人を招いて行いました。

それから確か2016年だったと思いますが、
古田土会計の事業計画発表会を知りました。
外部の方をお招きして、
ホールを借り切って発表会を行っている
発表会のDVDをみて衝撃を受けました。

そこで2017年からだったと思いますが、
本格的に外部の方をお招きして
事業計画発表会をするようにしました。
この頃はお金がないとは言いながら、
一刻のどん底からは抜け出せて
いたので、
1年の予算の中に組み込みました。

更に外部の方をお招きするので、
自分たちが掲げる理念や学びの
実践の場としての意味付けもしました。

お招きするお客様は、
喜んで来られる方はほとんどいません。

私や会社の付き合い上仕方なく来られる方ばかりです。
だったら精一杯
ホスピタリティや思い遣り溢れるものにして、
多少でも心地良い時間を過ごしてもらうことは、
理念や学びの実践の
発揮場所としては
最高のものだと考えたのです。

しかも他人の前でこうします、こんな会社にしていきます、
と宣言するのですから、
その実行に向かって行かなければならないと、
自分を追い込むことにもなります。

実際社員にその進行を全て任せたのですが、
後で皆さんにお褒めの言葉を頂きました。

しかも学びを素直に生かそうとして行ったことでしたので、
数字目標は一切掲げなかったことも驚かれました。

今では事業計画発表会は会社は
絶対に行うべきものだと思っています。

ですからこれからも、
会社が続く限り続けていかなければ
ならないものと思っています。

――今年も残念ながら外部からのお客様を
招く事が出来ませんでしたが、
昨年とはまた違った
「事業計画発表会」になると聞きました。

富田: 昨年ひょんなことで、ZOOMでしたが古田土先生と直接
お話をさせて頂く機会があり、天の引き合わせかと思い、
会社訪問の御願いをしました。
それが今年5月に実現し、初めて古田土会計が作っている
事業計画書を拝見し、感銘を受けました。
それで、私の信条はTTSP(徹底的に直ぐパクる)なので、
今年から真似を初めようと、
事業計画書の作り方を真似することにしたのです。

事業計画発表会まであと一ヶ月。
そこで会社の理念やビジョンを共有するだけでなく、
その年に何をテーマに
なにを行うのかが
少しでも社員と共有できる場となるようにしていきます。