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「文才!身障者のテレワーカー日記」 【第12回】障がい者テレワークの希望と課題

※ 「文才!障がい者のテレワーカー日記」 ※

皆さんこんにちは。
広報部の宮川です。

先日、障がい者をテレワーク雇用する企業の
説明会がオンラインで開催されました。

説明会の前に、テレワークへの理解を深める目的で、
実際に障がいを持ちながらテレワークで
働いている
方々とのトークセッションが行われ、
私も登壇者の一人として参加してきました。

今回は、障がい者就労の難しさ、
テレワークによる可能性と残された課題・難点、

そして就労の良さを中心に書いていこうと思います。
※これから書く事は私個人の見解です。

障がい者が働いていく上で
物理的に
立ちはだかる問題が、通勤です。

「車椅子で冬の雪道が移動できない」
「電車など人混みの多いところへ行くと、
 落ち着かない」


こういった病気の影響で通勤が難しく、
就労への壁となる事が多々あります。

しかしこのコロナ禍によって
大企業を中心にテレワークが普及されてきています。

このテレワークという通勤を
必要としない勤務形態は、

上記の物理的な問題の大部分を
解決する事
ができます。

先程挙げた環境的な問題、
心理的問題を抱える人だけではなく、

私のような通勤をする体力のない人だったり、
離島に住んでいるといった人でも、
ネット環境さえ整っていれば、
解決する事ができるようにます。

このように魅力的に見えるテレワークですが、
その分クリアしなければならない事があります。

それはテレワークで働く時に最も必要なこと
「自己発信」です。


今回他の登壇者の話を聞いたり、
質疑応答を行って改めて感じた事ですが、
テレワークはあくまで、人と離れて働くだけで、
孤独に働く訳ではありません。

数人とチームを組んで、協力・連携して課題や
プロジェクトをこなしていくのが一般的です。

その時、自分から積極的に
報告・連絡・相談をする事が
非常に大事です。

口頭で済める場面が限られてる以上、
一回一回メール等で確認するのは効率が悪いので、
受け身の姿勢ではなく、
自分から報連相を行う必要があります。

また体調管理が出来るかも非常に重要です。
画面越しだったり、
そもそも顔を見合さない時は
相手の体調なんてわかりません。

自分の体調を把握して適宜休憩を取ったり、
大きく体調を崩さないよう管理して、
常にパフォーマンスを維持出来るようにならなければ
勤務にも支障が出てしまいます。

報連相をしっかり行う時、また体調不良時にしっかり
伝えられるコミュニケーション能力も、
テレワークでは更に重要なスキルだと思います。

では、
それらを達成して得られる就労の良さとは何か。

私はやはり、
満足感や充足感、幸福だと思います。

自分の頑張りが、褒めれらる。
自分の働きが、会社や社会の為になる。
家族や友人以外の人に必要とされること、
それが就労の一番の良さだと思います。

もちろん、お金を得る事も大きなメリットです。
しかしそのお金は、
自分の労働という
対価を払って得た報酬です。

その報酬から、
自分の好きな事にお金を使える訳ですから、
就労から幸福感をもたらす事に違いはありません。

就労していく上で一つ注意しなければならない事は、
働く事が目的だと
思ってしまわないようにする事です。

どんな人にも言える事ですが、
働き過ぎて身体を壊しては元も子もありません。
健康あっての就労です。
自分の身体・精神に
無理をさせてはいけません。

上でも触れましたが、自分の病気や身体を把握して、
無理しない範囲で働いていきましょう。

最後になりますが、今回参加したセミナーで、
障がい者のテレワーク就労の現状を
学ぶ事ができました。

今後テレワークは、ますます社会に普及・認知され、
一般化していく可能性を秘めています。


障がい者就労も、テレワーク利用と並立しながら、
拡がっていくと思います。

その時、一人でも多くの障がい者が、幸せを感じて
働けている未来になっていればいいなと思います。

今回も読んで頂きありがとうございました。

次回もお楽しみに!